BLW離乳食とは? やり方、必要なアイテム、我が家の体験談

毎日離乳食を手作りしているのに、なかなか食べてくれなくて面倒くさい! どうにかならないかな?

最近、「BLW」って時々聞くけど何かな? ベンツ…?

そもそもBLW離乳食とは…?

BLWの定義

BLWとは、離乳食のスタイルの1つです!

確かにベンツみたいな名前だなと、私も思いました。

略さずにいうと、

Baby Led Wearning 「赤ちゃんがリードする離乳」

よく、「BLW=固形物を手づかみさせるんでしょ?」と捉えられていますが、それはあくまでやり方の話、本質は「赤ちゃん主導」というところにあります。

具体的には、どうやって赤ちゃんがリードするの?

親は、安全な場所を確保して、テーブルに食べ物を置いて見守るだけ。

その後、赤ちゃんは素直にパクパクと食べてくれるとは、限りません。

はじめてみる物体だな。どれどれ、どんな形しているの? 触ってみよう。観察してみよう。

初めのうちは、これだけで食事の時間が終わってしまうこともザラです。

ただ、時期的に赤ちゃんはなんでもパクパクしてしまうころ。やがて、

食べてみよう…コリコリと硬い。でも、美味しいかも!!

と気づき、やがて食べるようになる、という流れです。

一番大事なのは、誰が赤ちゃんの口に物を運ぶか、ということ!

スプーン食べだと、赤ちゃんの口に食べ物を運ぶのは、親。

そうすると、BLWの考え方では、「食べ物そのものより、親にばかり意識が向いてしまうのでよくない」と考えられています。

BLWでは、自分が手づかみをするので、食べ物への興味が生まれやすいです。

そうそう、これを最初に書いたのは9ヶ月の頃ですが、のちに1歳4ヶ月現在の状況も追記しますので気になる方は見てね!

BLWで赤ちゃんが学べること

手づかみで離乳食を食べることで、赤ちゃんはスプーン食べの時に比べて多くのものを吸収します。

  1. 家族と食事を一緒にする経験
  2. 食材について詳しくなる
  3. 安全に食べるための食べ方
  4. 食欲のコントロール
  5. 手と目の協調運動、手先を上手に使う能力

①家族と食事を一緒にする経験

家族の団欒の中に最初から加わることで、社会性を鍛え、コミュニケーションの経験がつかめます。

②食材について詳しくなる

ピューレにされたものだけを食べていては、食材本来の姿を知ることは難しいです。

食材の元の形、手触りを経験することができます。

③安全に食べるための食べ方

口の中の固形物を噛み砕いて飲み込む、ということも、赤ちゃんにとっては難しいことです。

多く頰張りすぎて飲み込めない、多く飲み込みすぎて苦しい、

そのようなことを早いうちから経験させることで、安全に食べるためのコツを習得していきます。

当然ですが、お口の筋肉も鍛えられます

そのため、歯科医師や歯科衛生士さんはBLWを推奨していることが多く、特に、歯科衛生士ママさんによるBLWのアカウントも時々目にします!

ところで、歯も充分に生えていないうちから固形物を食べさせるって、安全どころか危なくない?!

実は、「噛むのに歯はいらない」ということすら、言われています。

歯が生え始めたかどうかで、食べ物を噛みとったり、しゃぶったり、よく噛んだりする能力に大きな差が出るわけではないようだ。

とはいえ、生の人参のようなとても硬い食べ物はもっと月齢が高くなるまで待たなければならない。

「自分で食べる! 」が食べる力を育てる:赤ちゃん主導の離乳(BLW)入門  ジル・ラプレイ トレイシー・マーケット著

④食欲のコントロール

自分で食べる量を調節できるBLWは、慣れてくると「今自分はこれを食べるべきなのか」という判断力が身につきます。

一般的には「食事を残すのはいけない」と言われていますが、赤ちゃんについては、出される量が適正な量とは限りません。

「これだけ食べたらちょうどいい!」を知る訓練として、BLWは有効です。

海外では、BLWで育った子は大きくなった時に、過食をしなくなり、肥満を防げる傾向があるそうです。

※出典 「自分で食べる!」が食べる力を育てる 赤ちゃん主導の離乳(BLW)入門 ジル・ラプレイ トレイシー・マーケット 著 坂下玲子 監修 築地誠子 翻訳

研究結果によると、好きなだけ赤ちゃん達に食材を食べさせていると、赤ちゃんは自分の体調に合わせた栄養をとって食べているらしいです!
赤ちゃんの直感って、侮れないですね!

⑤手と目の協調運動、手先を上手に使う能力

「協調運動」とは、目で見た情報と手の動かし方、など、体の違う部分を上手に働かせる運動のことです。

赤ちゃんにとっては、「遠くにある食べ物をどうやって掴むか」「どうやって体を動かせば食べ物を口まで運んでいけるか」と言ったこともまだ分からず、それ故に学習が必要な部分です。

確かに、私たちは何も意識せずできているけど、どうやるか口で説明しろと言われても難しい!

また、赤ちゃんは手先もまだ上手に使えず、食べ物を握りつぶしてしまったり、間違えて指を噛んでしまったり、ということもあります。

赤ちゃんのうちは、一般的に指先はまだ使えず、手のひらをグーにして握るしかできません。

が、BLWを繰り返すことで、手のひらだけでなく指先で食べ物を掴むことができて、手先が器用になります。

実際、私の息子は8ヶ月で指先で葉物野菜を掴む様子が見られ、9ヶ月健診の時には指で積み木が持てることをお医者さんに褒められました!

BLWの歴史

ところで、これはつい最近流行っているものでしょ? なんか、育児の世界では胡散臭いものがよく流行るから、それの一種じゃないかなと、抵抗あるんだよね。

確かに、「良い子育てをしたい、我が子のために頑張りたい」という思いに漬け込んだ、「胡散臭い流行」は時々あります。歯固めジュエリーとか。

でも、BLWはそのような、一過性の流行ではありません!

人類が歴史上、どのように子供を離乳させてきたかは、残念ながら資料が残っていないので不明です。

しかし、今一般的な「スプーンで食べるタイプの離乳食」こそが、1970年代と、割と最近に始まったやり方なのです。

20世紀の初頭まで、母乳不足を補う手段としては「乳母」の存在が一般的でした。

よく時代劇に出てくる人か!

1960年代から、出産は医療が管理するものになると(それまでは「産婆さん」などが主流だったようです。)、母親に決まった時間割に沿って母乳をあげないと!という指導をするようになります。

しかし、それは逆効果でかえって母乳は出にくくなります。

さらに1970年代に、人工乳が広まりました。しかし今と違い、当時の人工乳は性能がまだよくなく、ミルクで育った赤ちゃんが栄養失調になってしまうことがよくありました。

赤ちゃんにとって踏んだり蹴ったりな時代!!

そのため、「早いうちから食べ物を食べさせなきゃ▶︎赤ちゃんは固形を口で潰せないから、ペーストにしよう」として始まったのが、ペースト状の離乳食です。

そうなると、今主流の「スプーンでペーストを食べさせる」やり方って、大昔の的外れな母乳指導と、まだ性能の良くなかったミルクの時代に合わせてできたもの、今無理にそれに合わせる必要なないのかもね!

「みんながこうしていた」と歴史的な資料を持って説明することはできないのですが、

とある日本人やブラジル人のおばあちゃんは、「私たちは赤ちゃんの頃から手づかみで育ったよ」と話していたそうです。

ということは、人類の長い歴史の中ではBLWがむしろ主流だった可能性が高いですね!

今の「BLW」と呼ばれるものは、2002年ごろ、イギリスの保健婦さん達によって考案されて、世界中にじわじわと広がっています。

余談ですが、自分がBLWの食事を息子に出していると、中学生の時にイギリスに短期ホームステイした時のことを思い出します。ホストマザーは優しいけれど料理が大の苦手。茹でただけのジャガイモ、切っただけのハム、ちぎっただけのレタスばっかり食べていました。

「イギリス人みんなこんなものよ」と言われたので、料理文化が日本ほど盛んではないイギリスらしいアイディアだなと思います。

BLWの進め方

スプーン食べの一般的な方法では、5ヶ月ごろからとされていますが、この点もBLWはかなり違います。

BLWを始める時期

BLWのやり方では、5ヶ月ではまだ早い! 消化がきちんとできないためです。

私はBLWを知らなかったので、諸事情で4ヶ月からはじめていました。

目安は「おすわりがしっかりとできるようになってから」

なぜなら、おすわりができずに、食事中に後ろに仰け反ってしまうと、食べ物が詰まることが危ないからです。

だいたい6ヶ月と言われていますが、前後したとしても、子供のペースに合わせます。

BLWを行うときの環境

  1. 親は常に監視する
  2. 赤ちゃん用の大きめテーブル
  3. 長袖のエプロン
  4. 床に敷くもの
  5. 食べ物に集中させる
  6. 食べ物は大きくて大人の親指くらい

①親は常に監視する

1人で食べられるとは言っても、親は常に子供に目線を持っていくようにしましょう。

万が一喉に食べ物を詰まらせてしまった時は、親が対処する必要があります。

「背部叩打法」というテクニックで、素早く食べ物をだし、窒息を防ぎましょう。

※医学的な話になるのでリンク先を確かめてください。

窒息の可能性、やっぱりあるんだよね。こわーい!!BLWできない!

実は、窒息する可能性は一般のスプーン食べ離乳食の時と変わらないことが分かっています! (スプーン食べを継続するにしても、窒息に注意し、背部叩打法について知っておくことは大事!)

②赤ちゃん用の大きめのテーブル

BLWでは、赤ちゃんの目の前のテーブルに直置きをするのが基本です。

直置き?! お皿は無いの?

基本、お皿は用いません。理由は後で説明します。

テーブルの面積が狭いと、赤ちゃんが持った時に簡単に落としてしまいます。

ある程度の広さがあるものがオススメです。

私は、テーブルのついたローチェアを使用しています。

因みに、よく似た形のバ○ボで離乳食をあげることは、推奨されていません!(スプーン食べの従来法でも)

また、ハイチェアがいいという方は、定番のストッケ・トリップトラップが良いそうです。

BLWを実践されている方の多くが、これを使っています。

ちなみに、これは東京都民なら赤ちゃんファーストで入手することも可能です。が、人気すぎて私は断念、ミキハウスのにしたらテーブルが小さかったという

③長袖のエプロン

BLWをすると、とにかく、とにかく汚れます…!!!

私の場合、肌に着くとお風呂入るまで落とせないこと、アレルギーが心配だったので、スモッグタイプのエプロンを使うことにしました。

私が使っているもののリンクがなかったのですが、代わりに先輩BLWママさんがこぞってオススメしているものを紹介します!

ちなみに、他には「汚れてもいいからベビービョルンのシリコンスタイにする」という人もいれば、「夏場は汗をかくから、オムツ一枚で食べさせちゃえ!」という人もいます。野生・・・

④床に敷くもの

多くの人は、新聞紙やチラシ、またはレジャーシートを使っているようです。

私は、紙新聞は取っていないから、安定して供給されないし、レジャーシートはのちに洗って干さないといけないの、面倒くさい!

と思ったので、

コロナマスカー?! コロナに感染するのやだよ!

大丈夫、そっちのコロナじゃありません!
これはペンキを塗る時用の養生テープなんですが、床が汚れる時にちょうどいい!

⬇︎の写真のように床に敷いています。終わったら、食べかすを拭き取ったウェットティッシュと一緒に捨てちゃえばいい!

⑤食事に集中させる

これは、具体的に言うと「お皿は置かない、テレビはつけない」と言うことです。

なぜなら、食べ物以外の情報は極力無くしたいからです。

お皿を置いていると、多くの赤ちゃんはお皿で遊ぶことが楽しくなってしまいます。

勿論、お皿で遊ばず食べることに集中できる赤ちゃんなら、あってもいいとは思います。

また、テレビをつけているとどうしても、食事の味や手触りを楽しむ前に、テレビに意識がいってしまいます。

そのような刺激は、なるべくシャットダウンします。

と言いつつ、愚図る時は見せちゃってる。。。(1歳4ヶ月現在)

⑥食べ物は大きくて大人の指くらいの大きさ

固形の食べ物は、「大人の指くらいの」太さ・長さのスティックにして出します。

固形物を何の考えなしに提供すると、最悪窒息の恐れがあるからです。

特に、プチトマトやイチゴと言った、硬くて丸いものは必ず4等分にしましょう。

ニンジンなどは「大人の指くらいの」サイズのスティックが、握りやすいです。

スティックにしても短すぎたら、手のひらをグーにするしかない時期の赤ちゃんは握れず、それで食事が嫌いになってしまうこともあります。

また、スティックでも包丁で切った平面の断面だとツルツルして握りくいので、私は後で説明する「なみじゃがナイフ」で持ちやすくしています!

BLW離乳食のメリット・デメリット

BLW離乳食のメリット

①用意をするのが楽!

料理が苦手な私には、これが一番嬉しいかも!

大人用の食事を用意する傍らで、それとは別に赤ちゃん用のメニューを作るって、かなりの手間ですよね。

しかも、成長につれて一日2回や3回にもなる!

赤ちゃんのためだけに、個別に裏ごしたりみじん切りしたり。

それが好きという人はいいですが、中には離乳食でノイローゼになってしまうママさんもいるようで。

BLWは、「素材の味を子供に教える」という大事な目的があるので、赤ちゃんが食べやすいように加熱したり、形を整えたりするだけ! とても簡単です。

あとで教えますが、「蒸篭(せいろ)を使うと大人のご飯と同時に赤ちゃん用のBLW食材も作れて、本当に簡単です!

②食べさせている間、親も食事ができる

実はこれ、私が一番嬉しい点!

赤ちゃんにご飯を食べさせている間、自分はなかなか食事ができません。

自分の食事の傍らあげようとしていたら、自分が離乳食をあげることだけに集中し、食事を味わっていないことに気づきました。せっかく自分で用意したご飯なのに!

その点、BLWでは自分が食べることと同時に赤ちゃんにあげられるので、時間効率も良いし、ゆとりが持てます。

でも、これだけだとなんか、「親がラクしたい」ってことばっかり。果たして、「親がラク」という都合だけで、方法を変えちゃっていいものなのかしら。やっぱり、手間暇かけないと愛情が伝わらないんじゃないかしら。

実は、BLWの本当のメリットは赤ちゃん自身の都合にあります!

③赤ちゃんの色々な能力が鍛えられる

例えば。

ブロッコリーのペーストをママからもらう時、赤ちゃんは何をする必要があるでしょうか。

スプーンが口に運ばれたら口を開く、口を閉じた後は、おっぱいと同じ要領で飲み込むだけです。

では。

目の前に置かれたブロッコリーを食べるとき、赤ちゃんは何をするでしょうか。

まず、ブロッコリーの姿を見て、「ブロッコリーだ」と認識します。

次に、手で掴みます。(慣れないうちは手のひら全体で、慣れてきたら指先を上手に使って)

それを口元まで運びます。

さらに、自分が飲み込んでも大丈夫なだけ、噛んで切ります。(この加減も、失敗を重ねて覚えていきます。)

舌先だけでなく、口の筋肉全体を使って、咀嚼をします。

自分がむせないように、咀嚼したものを飲み込みます。

めんどくさーーーい!!!

やることたくさんですよね。裏を返せばそれだけ、赤ちゃんが学べることがたくさんあるんです!

まだ自分の子供で効果を実感したわけではないですが、BLWで育った赤ちゃんは、

口の機能が発達する➡︎口をしっかりとじた鼻呼吸が身に付く

手先の協調性がアップする

といったメリットがあるそうです。

④歯並びが良くなる

私自身がひどい歯並びの関係で、息子の歯並びについては心配していました。

歯医者さんに、「歯並びが心配で」と伝えたら言われたのが、

大きなもの、唐揚げや大きなおにぎり、トウモロコシなどをガブガブと食べさせてください!

なんでも、顎をしっかり使うことで、歯並びも良くなるんだそうです。

よく、幼児食・離乳食の投稿をしているおしゃれなママさんは、とても親切にバナナ、おにぎり、パンを切って一口大にしてあげています。

でもあれは不要! ちょっと不親切だけど、ある程度柔らかいものは大きめにして与えましょう!

※画像にも書いたけど注意喚起。トマト、ブドウみたいな「つるんと硬い物」は、窒息の恐れがあるので必ず4等分して与えましょう!

BLW離乳食のデメリット

①慣れないうちは、外出先ではこのやり方ができない

BLWは、慣れないうちはとても散らかります!

流石に、外出先で散らかしまくるわけにはいきません。なので、私の場合、外出先では専らベビーフードを食べさせています。

尤も、BLWに慣れてくると上手に手を使えるので、散らかさないようになるのが早く、

そうなったら「ベビーフードなんてなくても大人のサラダとかからちょいとあげればいい」と、とてもラクになるそうです。

まだまだうちの子には夢のまた夢です。

②お腹を壊した時には、固形物は負担になる

実はこれを書いている最中は、BLWはお休みしています。なぜなら、ウィルス性胃腸炎で固形物にドクターストップかけられたから!

お腹を壊すと、固形物は食べられません。さらにうちの子の場合、量が必要なミルクはお腹がびっくりして、吐いてしまいます。

この時に、大活躍しているのがキューピーのベビーフード。離乳食初期用の、ももブドウなどの甘いゼリーのようなものです。

これらはカロリーが高い上に、息子も気に入っているので、病気になってからは専ら、こればっかり食べています。BLWに戻れるのかな…

ペースト離乳食にもメリットがあるので、私は完全にBLWということはしていません!

④アレルギーチェックがしにくい※めっちゃ私見です

アレルギーを起こさないため、また、あったとしても被害を最小限に食い止めるため、新しい食材を試すときはほんの少量から、が鉄則です。

BLWでも実践する人は多くいます。というより、正統派BLWの方はアレルギーチェックもBLWで行うそう。

ただ、量を調整しづらいBLWはどうしても自分は怖いので、アレルギーチェックはスプーン食べで行なっています。

BLWにオススメのグッズ

先ほど紹介したエプロンとテーブルチェアは「必須」のものですが、そこまでいかなくても、個人的に「これがあると便利!と思ったものを紹介します。

①なみじゃがナイフ(クリンクルカッター)

商品名は「なみじゃがナイフ」、他にも「クリンクルカッター」という名称もあります。

野菜などの塊を、波型に切ることができ、赤ちゃんにも持ちやすくなります!

私も最初のうちは専ら包丁で切っていて、赤ちゃんにとってはツルツルして持ちにくかったのですが、なみじゃがナイフを使ってからスムーズに食べてくれるようになりました!

見た目が華やかになるので、赤ちゃん用の料理だけでなく、大人用の料理にもオススメです!

これで人参やジャガイモを切って、ブロッコリーと一緒にドレッシングで和えるだけで美味しそうなサラダができる!

②蒸篭(せいろ)

最近私がドはまりしている料理アイテムが、蒸篭です!!

え、中華料理屋にいくと出てくる、小籠包とか肉まんとか入ってるやつ? なんか、料理上級者というか、意識高い系丁寧な暮らし系のママって感じ、私には程遠い…

実はそんなことなくて、蒸篭は忙しい主婦の味方!!

⬆︎画像は、イメージがつかみやすい鍋と蒸篭のセット。一番安価な「杉」のものです。実際にはもっと安く売られているものもありますが、品質がなんとも言えないので、ある程度の値段のものを紹介しました。

蒸篭の使い方は、「下の鍋にたっぷりお湯を沸かす▶️蒸篭を軽く水で濡らす(焦げ付きを防ぐため)▶︎蒸篭を乗せて、中の食べ物を蒸気でむす」という手順。とても簡単!

しかも、茹でることと違って旨味が逃げたりせず、野菜が本当に美味しく仕上がります!

実際、息子も茹でた葉物野菜はあまり食べなかったのが、蒸篭で蒸すようになってからは喜んで食べてくれるようになりました!

蒸した野菜は、それだけでも十分に美味しいけど、大人はそれに調味料やタレをかけて食べて楽しむこともできます。

私は、夜ご飯を作る時に多めに蒸し野菜を作り、夜ご飯に使わなかった分をタッパーに入れ、息子のBLWや夫のお弁当のおかずにしたりしています。

これ以上は話が長くなるので割愛しますが、私は蒸篭にハマりすぎて蒸篭料理のインスタアカウントも作ってしまいました! また、別途蒸篭についての記事を書こうと思っています。

BLWは「子供を信じる」練習

そうは言っても、子供が喉に詰まらせないか、自分でものを掴んで食べられるのか、心配で心配で…

この記事がBLWを強制するように感じてしまったら、それは申し訳ないです。強制するものではないです。
ただ、BLWにおいて一番大事なのは、「子供の力を信じる」ということです。

BLWを実践し、子供の目の前に食材を置いたところで、パクパク食べてくれるかは、個人差があります。

よく食べる子もいれば、1歳近くになるまで、全く口にしようともしない子だって、実際にいるようです。

でもそれは本人のペース。

誰もが「いずれは自分でちゃんと食べる力」を生まれ持っています。

今食べなくたって、いつかは食べる、そのために練習する

というのが、BLWの本質なのです。

離乳食に苦しむママさんの中には、「子供が全然食べてくれない」ことに苦しむ人もいます。

これは、「何を食べるかを大人が決める」という発想だからです。

しかし、BLWは「何を食べるかはあくまで本人が決める」というスタンスなので、

大人が子供を自分のペースに合わせようとして苦しむことはありません。

私の息子も、最初は食べ物を前にして呆然と座り尽くし、触るだけ触って、よくわかりませーんという顔をしていました。しかし、繰り返すうちによく食べるようになりました。

個人的には…「大人は子供を信じて、成長するきっかけを与え続ける」ということは、

食事だけでなく、子育て全体に大事なことなのでは、と思います。

初めはなかなか食べられなくてヤキモキするけど、それが当然! 子供を信じて見守りましょう!

最後に 我が家のBLWの経過(※正統派ではありません)

BLWすごいだろドヤーな顔で語ってきた私ですが、最初から正統派のBLWをしていたわけではありません。我が家はこうした、ということをお話しします。

4ヶ月半ば

諸事情で、息子にはこの頃からお粥をあげていました。

今思えば、早すぎた!

5ヶ月

基本的な野菜(人参、かぼちゃなど)を大急ぎでアレルギーチェックしました。

(この頃に10日間の長期旅行に行くため。旅行中はアレルギー対応はしたくなく、そのため急いでいました。)

裏ごし、すりおろし、ペーストなどを割と楽しんで作っていました。

6ヶ月

この頃からみじん切り程度の塊も食べさせる時期。

なので、(ジャガイモ・人参・玉ねぎの煮込み)と(トマト・人参・玉ねぎの赤ちゃんミネストローネ)をたくさん作り、冷凍して活用していました。

ただ、4・5ヶ月の頃に作ったドロドロペーストの残りがありすぎて使い切れず。

6ヶ月の終わり頃に、BLWの存在を知ります。

7ヶ月

「BLWは口の訓練になる」と知り、ブロッコリーから始めます。

初めの時は手で触って確かめるも、食べ物だとは認識できなかった模様。

しかし、少しずつニンジンなどを食べるようになってきます。

この頃は昼はスプーン食べ、夜はBLWにしていました。

8ヶ月

7ヶ月の時とペースは変わらないものの、ローチェア、クリンクルカッター、蒸篭を買ってBLWの環境が揃っていきます。

9ヶ月

朝と夜をBLWに、昼はアレルギーチェックのためにスプーン食べにしました。

…が、ウィルス性胃腸炎のため、しばらくは消化に良いもののみを与えようということで、5ヶ月の赤ちゃん向けのゼリーのようなベビーフードばっかり食べさせています。

BLWについて、より深く学んでみたいという方は、ぜひ⬇︎の書籍を参考になさってみてください!

追記:BLWを1歳4ヶ月まで続けた結果

1歳4ヶ月までBLWをしぶとく続けた結果、こんな大きなものも食べられるようになりましたー!

大きくて硬い唐揚げをガブリ!

卵のお寿司もガブリ!

(チェーンの回転寿司屋さんで、お願いしたらお店の方が握ってくれました!)

おにぎり大好き!!これも大きめに作っています。

手づかみになれた現在は、固形物を食べることには全く抵抗がありません。

そして、何より嬉しかったのは…あくまで現時点で、ですが、

歯並びが今の所、大きく崩れてない〜ー!!涙 (※個人差あります。)

実は、私自身は元々ひどい歯並びで、25歳〜27歳で矯正して今に至るんですが、私の遺伝があったらきっとダー君(息子)も歯並び悪くなるだろうな、と心配していました。

なんせ、歯が二列に生えてたからね!!汗

しかし、上の前歯二本はちょっと前に出ちゃっているけど、下の歯は今の所綺麗に一直線。

もう一度この画像を貼りますが、「大きくガブガブさせることは、歯並びにいい」んだそうです。

また、「大きいものを食べられる」と言うだけでなく、色んな味の良さにも気づきつつあります。

先ほど紹介した本にもあったのですが、赤ちゃんは意外と好奇心旺盛で、色んな味にチャレンジしたがるもの。

スパイスカレーや、広島お好み焼きなんかも、好きになっています。(もちろん、塩分が濃くなりすぎないようには気をつけて!)

最後まで読んで下さり、ありがとうございましたー!

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